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定例記者会見(平成26年第4回区議会定例会)区長説明要旨

最終更新日:2014年12月4日

この発言要旨は、平成26年12月3日(水曜)13時30分から行われた、地方紙記者との記者会見における区長説明の要旨を掲載しているものです。
【注】本文は口述筆記ではありませんので、表現その他に若干の変更があることがあります。
 皆さまにはお忙しい中をご出席いただき、ありがとうございます。
 本日は、私が区長就任後、初めての定例記者会見となりますので、今後の区政運営に対する私の考えについて一言申し上げますとともに、今月5日から22日までの18日間の日程により開かれます、「平成26年第4回区議会定例会」の議案等についてご説明申し上げ、区政への一層のご理解を賜りたく、お集まりいただきました。

 なお、第4回区議会定例会初日の5日の本会議で、区政の基本方針についての所信を表明いたします。

 はじめに、今後の区政運営に対する私の考えについて申し上げます

1 今後の区政運営について
 私は、前区政を継承しさらに発展させるため、「『新宿力』で創造する、やすらぎとにぎわいのまち」の実現に向けて基本構想を継承し、「区民が主役の自治を創ります」、「一人ひとりを人として大切にする社会を築きます」、「次の世代が夢と希望を持てる社会をめざします」の3つの基本理念のもと、持続的に発展を続ける新しい新宿のまちを全力で創造してまいります。

 まず、私の区政に対する基本姿勢について2点、申し上げます。
 第一に、「現場・現実を重視した柔軟かつ総合性の高い区政運営」についてです。
 私は、日頃から、地域の声に耳を傾け、区民の皆さまとの信頼関係を築いていくことが、区政運営を行っていく上で大切であると考えています。
 このため、現場に出向き、区民の声を聴いて、区民生活の現場で起きている現実を真摯に受け止め、地域の課題への的確な対応や業務の改善など、柔軟かつ速やかに実行してまいります。
 第二に、「将来を見据えた政策の優先順位を明確にした区政の実現」についてです。
 新宿区は、暮らし、働き、学び、楽しみ、憩い、集うまちとして都市機能のバランスが良いまちです。こうした新宿区の強みをさらに生かし、選ばれるまちとして、「都市間競争」に打ち勝っていくためには、政策の優先順位を明確にして、期限を定めて政策を実行する計画を打ち出していくことが必要です。
 そこで、現在の総合計画の総仕上げとして、平成28年度からの第三次実行計画を策定するとともに、平成30年度から始まる新たな総合計画と、それを具体化する実行計画を策定してまいります。

 次に5つの基本政策について申し上げます。

 基本政策の第一は、「暮らしやすさ1番の新宿」です。

 明るくいきいきとした人生を謳歌するためには、心身ともに健康で暮らせる健康寿命を延ばすことが重要であり、区民一人ひとりが「自分の健康は自分で守る」という意識を持って積極的に健康づくりに取り組むことが求められます。

 高齢者の健康寿命を延ばすために、身近で健康づくりに取り組める環境の整備を進めるとともに、生活習慣病予防、女性の健康支援など、積極的に健康づくりに取り組むまちを目指します。

 また、住み慣れたまちで長寿を迎えられるよう、地域包括ケアシステムの実現に向けて、地域で高齢者を支えるしくみづくりを進めるとともに、多様な主体によるサービス基盤の整備を推進します。このため、高齢者総合相談センターの機能強化やボランティアの担い手の育成、地域密着型サービスや公有地を活用した特別養護老人ホームの整備を進めます。

 安心できる子育て環境の整備としては、近年の保育ニーズの急増に対応できるよう保育所待機児童の解消を着実に進めるとともに、延長保育、定期利用保育など多様な保育サービスを充実します。また、在宅子育て家庭の支援として、一時保育の充実や幼児教育無償化に取り組みます。
 さらに、放課後子どもひろばや学童クラブなど、子どもが安心できる居場所づくりを進めるとともに、子ども総合センターを中心とした相談・支援のネットワークづくりを推進します。

 教育の分野では、未来を担う子ども達の生きる力を伸ばすため、教育施策の大綱の策定や総合教育会議を通じて教育行政に取り組みます。また、いじめ対策、特別支援教育の充実等、子ども一人ひとりに丁寧に向き合います。

 障害者が地域で安心して暮らし続けられる環境の整備については、相談や居宅サービスの充実、通所施設やグループホーム等の整備を進めるとともに、多様な就労支援やユニバーサルデザインによるまちづくりを推進します。

 基本政策の第二は、「新宿の高度防災都市化と安全安心の強化」です。

 首都直下地震に備え、都市空間の防災性を確保するとともにインフラ機能を強化し、災害に強い高度な防災機能を備えた高度防災都市づくりを行うことが喫緊の課題です。

 そのため、災害に強い都市を目指し、不燃化推進特定整備事業や、共同建て替えの支援等により、木造住宅密集地域の解消を推進します。

 また、特定緊急輸送道路の沿道建築物への耐震診断を100%実施するとともに、住宅の耐震診断や改修の支援、分譲マンションに対するアドバイスなど、建築物の耐震化を促進します。

 さらに、災害時要援護者への家具転倒防止の支援強化、女性や要援護者の視点を取り入れた避難所運営など、災害時の安全安心の確保に努めるとともに、初動体制の強化に向けて防災行政無線や災害情報システムに加え、多様な通信手段の配備による重層的な連絡体制を構築し、区民等への迅速な情報提供を推進します。

 これらの震災対策に加え、大規模な台風や突発的な集中豪雨などの気象災害、感染症などの新たなリスクへの対応、地域の防犯対策など、関係機関や地域と連携して安全・安心なまちを実現します。

 基本政策の第三は、「賑わい都市・新宿の創造」です。

 はじめに、新宿の未来を創るまちづくりについてです。

 新宿区は、商業・業務・文化・居住機能が集積する魅力ある都市です。こうした多様性に富んだ都市機能や都市環境を活かし、持続的に発展する新宿の未来を創るため、都市マスタープランに相当する「めざす都市の骨格」や「まちづくり方針」等を見直し、平成30年度からはじまる新たな総合計画に位置付けます。

 新宿駅周辺地域は、様々な都市機能が集積し、多くの人々をひきつけ、大都市・新宿のイメージを代表する重要なエリアであり、大型商業施設が多数立地する東口の大規模繁華街や、西口の高層ビル街は、発展、進化しつづけています。

 このため、新宿駅東西自由通路の整備をはじめ、駅前広場の整備や東南口甲州街道高架下の活用などにより、新宿駅周辺の利便性を向上させ、回遊性が高く、より魅力的で歩いて楽しいまちづくりを進めます。

 また、中井駅では、南北自由通路と駅前広場、駐輪場、防災コミュニティ施設等の整備により、良質な歩行空間を創出します。

 一方、快適な都市空間づくりに向けて、区全域を対象とした屋外広告物ガイドラインを策定するとともに、歌舞伎町地区の賑わいの創出や外堀地区の周辺景観との調和を図るため、地域特性を生かした広告物のルールづくりを行います。四谷駅前地区等では、歴史と自然を継承した美しいまちを実現するため、地域の景観特性を踏まえた景観形成基準を策定します。

 これらに加え、区道のバリアフリー化、自転車走行レーンの設置、放置自転車対策や分煙化の推進など、新宿区に住む人も訪れる人も、気持ちよく楽しめるまちづくりや、街路灯のLED化の推進など、環境にやさしいまちづくりを進めます。

 次にまちの歴史や記憶、文化、芸術など、新宿の持つ多様な魅力を観光資源と結び付けたさらなる賑わいの創造についてです。 

 新宿は、時代の世相を反映させた多様な文化を育み、歴史や伝統が息づく街並みに加え、文化・芸術はまちの重要な要素となっています。
 このため、夏目漱石生誕150周年にあたる平成29年の開館をめざし、「漱石山房」記念館を整備するとともに、漱石をテーマとしたイベント等を開催し、多彩な活動や交流を促すなど、まちの記憶や新宿区が誇る文化や芸術を発信していきます。
 また、新宿クリエイターズ・フェスタや新宿フィールドミュージアムの拡充などにより、新宿区の多様な魅力を発掘・創造・発信していきます。
 こうした新宿の持つ多様な魅力を観光資源として、一般社団法人新宿観光振興協会を中心に地域や企業の枠組みを超え、観光情報の収集・発信や新宿ブランドの創出、観光イベントなどを開催し、さらなる賑わいづくりに取り組みます。

 次に、魅力ある商店街の活性化に向けた支援についてです。

 商店街は買い物とともに、人々が集い、憩う、交流の場であり、コミュニティの形成・促進にも大きな役割を担っています。
 このため、商店会が実施するイベント、施設整備事業への助成や、空き店舗等を有効活用し賑わいを創出するための融資を積極的に推進します。
 また、商店街灯のLED化の推進への支援など、環境にも配慮した商店街づくりを進めます。

 次に2020年東京オリンピック・パラリンピック開催の好機を捉え、国際観光都市としての魅力を高めることについてです。
 2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催をひとつの目標に据え、国家戦略特区も活用して、文化・観光、都市基盤整備、ユニバーサルデザインなどの施策を総合的に推進し、国際観光都市・新宿としてのブランド力の向上を図ります。
また、外国人旅行者をはじめ多くの来街者が、楽しくまち歩きができる環境整備に向けて、無料で利用できるWi―Fiスポットの整備を民間との連携により推進するとともに、外国語併記の歩行者案内標識の設置に取り組みます。

 基本政策の第四は、「健全な区財政の確立」です。

 区民生活を支えるために健全な区財政を維持し、将来にわたって安定した行政サービスを提供していくことは、区にとって重要な使命です。
 このため、実行計画の策定に合わせて、中期財政見通しを作成して、毎年度更新し、社会経済状況の変化に迅速かつ的確に対応するとともに、決算実績や行政評価を踏まえ、事業見直しの徹底と施策の重点化を図ります。

 また、財政執行の効率化や適正化を図るため、新公会計システムを活用し、区民によりわかりやすく財政情報を公開するとともに、職員一人ひとりのコスト意識を高め、資産管理や予算編成、行政評価等に有効活用することで、区政運営のマネジメントを強化します。
 さらに、区有施設については、長寿命化やアセットマネジメントを進めるとともに、今後の施設のあり方や役割を見直し、行政需要や地域需要に応えられるよう、公共施設等総合管理計画を策定し、施設の統廃合や集約化、多機能化、民間施設の活用などを計画的に進め、効果的かつ効率的な公共施設のマネジメントに取り組みます。

 基本政策の第五は、「好感度一番の区役所」です。

 区役所の窓口は区と区民との接点であり、区民の視点で、事務事業や組織体制等を改善していくための出発点となります。
 区民の立場で考え、正確かつ公平な、また、丁寧な応対で、区民の信頼に応えるとともに、区民の相談に対しては、適切な窓口対応で速やかに解決します。

 また、地方分権の動きを捉え、町会・自治会、NPOをはじめ区民の皆さまとの連携・協働により、現場現実に向き合い、地域課題の解決に取り組んでまいります。

 最後に、新宿区は多様な人々が集う、懐の深い魅力的なまちです。出身地や国籍・民族の異なる人々が理解し合い、共に生きることが、平和な社会を築いていく礎となるものです。
 新宿は、歴史と伝統を持つとともに、新たな価値を生み出す先進性・創造性に富むまちです。こうした強みを原動力に、愛着と誇りの持てる新宿のまちを築いてまいります。

2 条例案概要について
 それでは、続いて今定例会に提案する条例案の主なものについてご説明します。

 第84号議案「新宿区立公園条例の一部を改正する条例」についてです。

 新宿中央公園では、春と秋のピクニックランチ、真夏のイブニングバー、クリスマスのキャンドルナイトなど、公園の魅力向上や賑わいの創出に取り組んでいますが、公園の滞在時間を伸ばし、さらなる賑わいを創出するため、現在公園内にフットサル施設の整備を進めており、来年3月に開設する予定です。
 本条例案は、新宿中央公園のフットサル施設の利用に関して必要な事項を規定するもので、新宿中央公園フットサル施設の利用に関する業務を新宿中央公園の指定管理者の管理業務とするとともに、開場時間や利用方法などを定めます。
 開場時間は午前9時から午後10時、利用料金は1時間当たり7千円を上限として、午前・午後・夜間の料金設定を行う予定です。
 オフィス街のオアシスである新宿中央公園で、仕事帰りにも気軽に楽しんでいただけるスポットとして、多くの人にご利用いただき、スポーツを楽しみながら交流できる場として活用していただけることを期待しています。

3 補正予算概要について
 最後に、平成26年度12月補正予算の概要について説明いたします。

 補正予算の総額は、2億295万5千円です。
 主な経費としては、衆議院議員選挙等に要する経費のほか、特別区人事委員会の勧告に基づく職員の給与改定に伴う経費などを計上しています。

 今定例会では、これらを含めた、補正予算案3件、条例案等36件の議案を提出しています。

 以上で、私からの説明を終わります
 今後とも、区政へのご理解、ご支援をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
 

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