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新宿区(しんじゅくく)の地域猫対策(ちいきねこたいさく)

新宿区(しんじゅくく)保健所(ほけんじょ)では地域猫活動(ちいきねこかつどう)を支援して(しえんして)います。
飼い主(かいぬし)のいない猫(ねこ)がどうして町(まち)にいるのかな?

猫(ねこ)の歴史(れきし)

“リビヤヤマネコ”が今(いま)の猫(ねこ)の先祖(せんぞ)と言われ(いわれ)ています。
古い(ふるい)時代(じだい)から米(こめ)や麦(むぎ)などの穀物(こくもつ)をネズミから守る(まもる)ために飼われ(かわれ)てきました。
日本(にほん)では、仏教伝来(ぶっきょうでんらい)の飛鳥時代(あすかじだい)に船(ふね)で大陸(たいりく)から運ばれ(はこばれ)てきました。それは、仏教経典(ぶっきょうけいてん)をネズミから守る(まもる)ためでした。
明治時代(めいじじだい)に恐ろしい(おそろしい)伝染病(でんせんびょう)のペストが大流行(だいりゅうこう)したときに、ペスト菌(きん)を運ぶ(はこぶ)ネズミ退治用(たいじよう)として海外(かいがい)から多く(おおく)の猫(ねこ)が輸入(ゆにゅう)されました。
ネズミ退治(たいじ)のために人間(にんげん)に飼われ(かわれ)た猫(ねこ)は、今(いま)でも狩(かり)をする本能(ほんのう)を残して(のこして)います。

飼い主(かいぬし)のいない猫(ねこ)はどうしたらいいのかな?

地域猫(ちいきねこ)とは?

家(いえ)の外(そと)に出て(でて)いる猫(ねこ)は、暮らし方(くらしかた)から3種類(しゅるい)に区別(くべつ)しています。
1 外 猫(そとねこ):飼い主(かいぬし)はいるが、自由(じゆう)に外(そと)に出して(だして)いる猫(ねこ)。
2 地域猫(ちいきねこ):飼い主(かいぬし)はいないが、去勢(きょせい)・不妊手術(ふにんしゅじゅつ)を施して(ほどこして)、時間(じかん)と場所(ばしょ)を決めた(きめた)エサやりとトイレ掃除(そうじ)などで地域(ちいき)の人々(ひとびと)が面倒(めんどう)みている猫(ねこ)。
3 野良猫(のらねこ):飼い主(かいぬし)がいなくて、地域猫(ちいきねこ)のように“手術・エサ・トイレ”の管理(かんり)ができていない猫(ねこ)。
外(そと)に居る(いる)猫(ねこ)が多く(おおく)なりすぎると、糞(ふん)や尿(にょう)そして鳴き声(なきごえ)などで地域(ちいき)に住む(すむ)住民(じゅうにん)の方々(かたがた)が
困り(こまり)ます。そこで、保健所(ほけんじょ)では去勢(きょせい)・不妊手術費(ふにんしゅじゅつひ)の助成(じょせい)や保護用(ほごよう)ケージの貸出(かしだし)を行って(おこなって)います。

地域猫(ちいきねこ)の活動(かつどう)

1 手術(しゅじゅつ)の実施(じっし)
 (1)保護(ほご)
  エサを与えて(あたえて)いる人(ひと)やボランティアの方々(かたがた)が協力(きょうりょく)して猫(ねこ)を保護(ほご)します。
 (2)手術(しゅじゅつ)
  動物病院(どうぶつびょういん)へ運び(はこび)、去勢(きょせい)・不妊手術(ふにんしゅじゅつ)をします。
 (3)戻す(もどす)。
  手術後(しゅじゅつご)、猫(ねこ)を元(もと)の場所(ばしょ)へ戻し(もどし)ます。

  去勢(きょせい)・不妊手術(ふにんしゅじゅつ)をすることで猫(ねこ)の数(かず)をコントロールします。

2 適切(てきせつ)なエサやり
  エサは決まった(きまった)場所(ばしょ)と時間(じかん)で与え(あたえ)ます。
  食べ(たべ)終る(おわる)まで待って(まって)、すぐに片付け(かたづけ)ます。
  置き(おき)っぱなしのエサは、カラスやネズミのエサになったり腐って(くさって)しまいます。

3 トイレの設置(せっち)と掃除(そうじ)
  迷惑(めいわく)の少ない(すくない)場所(ばしょ)で砂(すな)や土(つち)などを利用(りよう)して猫(ねこ)トイレを作ります。
  糞(ふん)を片付け(かたづけ)ます。
  
猫(ねこ)が減り(へり)、糞尿(ふんにょう)の片付け(かたづけ)をすることで、町(まち)がきれいになります。