在宅避難啓発セットを区内全世帯へ無料配布します

最終更新日:2024年9月27日

 区では大地震発生時、可能な限り住み慣れた自宅での在宅避難を推進していますが、能登半島地震ではトイレが使用できない状況が続くなどの事例もあり、日ごろからの備えが重要です。
 
 在宅避難においては、自宅での生活が継続できるように、食料・水・トイレ等の確保とともに、家具類の転倒防止対策も必要です。そのため区では、携帯トイレ・食料のサンプル、防災用品あっせんの案内パンフレットや家具転倒防止取付け事業案内チラシ等を区内全世帯へ配布します。
 これを機に、各家庭における防災対策の見直しを行い、切迫性が指摘される首都直下地震や南海トラフ巨大地震への備えをはじめましょう。

配布対象

 ・令和6年7月1日時点で新宿区内に住民登録のある世帯主(約23万世帯)
 ・令和6年7月2日から令和6年12月31日までに新宿区に転入した世帯

配布予定

  令和6年10月7日以降順次配送予定
  ※令和6年7月2日から令和6年12月31日に転入した世帯についても順次配送予定

内容物

 下記[1]~[5]の内容物をA4サイズの梱包資材に梱包し各世帯主あてにポスト投函します。
[1] 携帯トイレ〈4個〉 [2] アルファ化米おにぎり〈2食〉 [3] 防災ハンドブック
     「災害に備えて」

 
[4]防災用品のあっせんパンフレット [5]家具転倒防止器具取付け
     事業案内チラシ
 
 

★防災ハンドブック
 https://www.city.shinjuku.lg.jp/anzen/kikikanri01_002188.html
★防災用品あっせんパンフレット
 https://www.city.shinjuku.lg.jp/anzen/file03_00024.html
★家具転倒防止器具取付け事業
 https://www.city.shinjuku.lg.jp/anzen/kikikanri01_001018.html

携帯トイレ備蓄の重要性

●大規模災害時、水洗トイレは原則使用できません
 大規模災害時はライフラインが寸断されることが想定されます。
 ライフラインが寸断されると、マンションの受水槽や給水ポンプの機能が停止してしまうため、マンション内の水洗トイレは使用できません。
 仮に電力が無事であった場合でも、水道管や排水管が破損している可能性があり、確認がとれないまま使用してしまうと、つまりを起こして逆流してしまい、トイレに汚水が溢れるといった被害が及ぶ場合があります。
 そのため、災害発生時は安全点検が完了するまで原則、水洗トイレの使用はできません。
 また、すべての安全点検が完了するまで時間を要する場合があるため、自宅のトイレが長期間使用できなくなることを想定し、各家庭で予め携帯トイレ等を準備しておく必要があります。

●備蓄の目安
 1人当たり5回/日とし、1週間分(35回/1人)を目安に備蓄しましょう。

家具転倒防止の重要性

 最新の東京都の被害想定では、大規模災害が発生した際には、区内のほとんどで震度6弱の揺れとなることが想定されています。
 震度6弱では、立っていることができず、固定していない家具のほとんどが移動し、倒れるものも多くなります。特にビルやマンションの高層階では、長周期地震動によるゆっくりとした長い揺れが続く可能性があり、家具の転倒・落下・移動による被害が多くなることが想定されますので、被害を未然に防ぐためにも、日頃から家具の転倒・落下・移動防止対策を行いましょう。

問合せ先

 新宿区在宅避難啓発セット配布コールセンター
  電  話:0120-072230
  受付時間:土・日曜日、休日及び年末年始(12月29日から1月3日)を除く午前8時30分から午後5時15分まで
  開設期間:令和6年10月1日(火)から令和7年2月28日(金)まで

区の担当部署

 新宿区危機管理課地域防災係(新宿区役所本庁舎4階13番窓口)
 TEL:03-5273-3874  FAX:03-3209-4069