漱石山房記念館 特別展「漱石山房の津田青楓」

今日26日から、漱石山房記念館で特別展「漱石山房の津田青楓」を開催している。津田青楓は、夏目漱石の『道草』を装幀した画家。一方で文筆活動も行っており、まとまった研究は行われていないものの、青楓のみずみずしい文章は「翻訳ものを読むような新しさ」で漱石の門下生たちをも唸らせたとされている。
令和2年で青楓が生誕140年となったことを記念して開催する今回の展示では、漱石や漱石の門下生たちの本の装幀、漱石山房を描いた絵画に加えて、青楓の文章にも着目し、漱石に最も愛された画家・津田青楓に迫る。
また、特別展に合わせて講演会も開催。武蔵野美術大学の柏木博名誉教授・武蔵大学の大野淳一名誉教授を講師に迎え、青楓のデザインと文章について対談する。

■特別展概要
【期間】3月21日（日）まで
【会場】漱石山房記念館2階資料展示室（早稲田南町7）
【開館時間】午前10時～午後6時（入館は午後5時30分まで）
【休館日】毎週月曜日
【観覧料】一般500円、小中学生100円（通常展示共）
【主催】漱石山房記念館（新宿未来創造財団）
【共催】新宿区・新宿区教育委員会
【後援】山梨県笛吹市・笛吹市教育委員会
【協力】柏木博・大野淳一
【新収蔵・初公開資料】津田青楓≪漱石と十弟子≫ 昭和51（1976）年 紙本 著色

■特別展記念講演会「対談 津田青楓のデザインと文章」
【日時】2021年3月7日（日）午後2時～3時30分（後日オンライン配信あり）
【会場】漱石山房記念館地下1階講座室・多目的スペース
【定員】40名（応募者多数の場合は抽選）
【費用】500円（特別展招待券付）
【申込方法】往復はがき（1人1枚）に講演会名・住所・氏名・電話番号・新宿歴史博物館友の会会員はその旨を明記して2月15日（必着）までに漱石山房記念館へ。