「神田川 水べの染め体験」染色の工程・水元を実演
神田川親水テラスは8月12日まで開放中

最終更新日:2019年7月27日

神田川親水テラスで染物を洗う染物体験者たち
「水元」の実演の様子
神田川親水テラスで染物を洗う子供たち
友禅染め体験の様子
新宿区(区長:吉住健一)は神田川をより身近に体験してもらうため、8月12日(休)まで、普段は入ることができない神田川に入ることができる「神田川親水テラス」を開放している。
今日27日は、昭和30年代まで神田川で実際に行われていた染色の工程「水元」の再現を同テラスで行ったほか、近くにある戸塚地域センター(高田馬場2-18-1)では、染色体験や着物の展示、染小物の販売イベントを実施した。

区の外周を取り巻く神田川は、新宿の水と緑の骨格であるとともに、現在まで続く伝統産業・染色業の歴史と文化を伝える大切な水辺空間でもある。
江戸時代に染色産地の中心だった神田や浅草から、清流を求めた染色業者が神田川上流へ集まったことにより、神田川・妙正寺川沿いで新宿区の染色業が発展し、その伝統が現在まで受け継がれてきた。

今日実演された「水元」は、糊や余分な染料を落とすために反物を水にたたきつけながら水洗いする染色の工程の一つ。「水元」が間近で見られるということで、同テラスでは多くの見物客で賑わっていた。見物に来ていた方は、「貴重なものだと聞いているので、今回見ることができてうれしい」と話してくれた。
また、戸塚地域センターでは、「絞り染め」や「友禅染め」などの染色体験を実施。初めて「絞り染め」体験をした小学生の男の子は、「自分の好みの色を作るのが難しかったが、楽しかった。また挑戦したい」と話してくれた。
このほか、同センターでは、令和2年9月頃まで、東京2020オリンピック・パラリンピックの気運醸成と、区の地場産業である染色業のPRを目的に、東京2020公式ライセンス商品「東京染小紋風呂敷クロス」の展示も実施している。


■神田川親水テラスの開放(事前予約不要。小学3年生までは保護者同伴)
【期間】8月12日(休)まで。午前10時~午後3時
【開放区域】神田川親水テラス(高田馬場2-18-1、戸塚地域センターそば)
※天候や川の状況などにより中止する場合があります。
※川の深さは約20㎝。長靴、マリンシューズまたは汚れてもよい靴を持参(はだしやビーチサンダルは不可)

本ページに関するお問い合わせ

【染め体験イベントについて】神田川水べの染め体験実行委員会、新宿区染色協議会事務局(戸塚特別出張所内)電話03-3209-8551
【神田川親水テラスの開放について】みどり公園課みどりの係 電話03-5273-3924

本ページに関するご意見をお聞かせください

本ページに関するアンケート
本ページの情報は役に立ちましたか?以下の選択肢であてはまるものにチェックを入れてください。
本ページは見つけやすかったですか?以下の選択肢であてはまるものにチェックを入れてください。

区政についてのご意見・ご質問は、ご意見フォームへ。