神社・寺の節分行事6件を地域文化財に認定
地域の歴史や文化を未来につなぐ

最終更新日:2016年1月25日

神社・寺の節分行事6件を地域文化財に認定小写真1上:稲荷鬼王神社/下:中井御霊神社
神社・寺の節分行事6件を地域文化財に認定小写真2上:花園神社/下:氷川神社
神社・寺の節分行事6件を地域文化財に認定小写真3上:鎧神社/下:自性院
新宿区(区長:吉住健一)は、区内の社寺で毎年2月3日に行われる「節分行事」の中で、内容や演じられる芸能に特色のある6件を、新たに地域文化財に認定した。

区では、平成23年4月に23区で初めて「地域文化財」制度を設け、地域で継承されている身近な「もの」や「場所」を次の世代に伝えていく取組みを進めている。
指定文化財、登録文化財は、主に江戸時代~戦前を対象にしているが、地域文化財は対象を戦後や高度経済成長期など近現代にまで拡大している。地域からも広く情報を寄せていただき、「都市・産業」「文化・芸術」「歴史」「平和」「生活」「自然」の6つの分野で、まちの歴史や文化を物語る「もの」や「場所」を認定し、保護・活用している。
今回の認定で、区の地域文化財は39件となった。

新たに認定した地域文化財
※それぞれの節分行事の詳しい開催時間については各社寺にご確認下さい。
■稲荷鬼王神社の節分祭 【歴史、生活分野】 (歌舞伎町2-17-5)
最初に神官が弓を引いて弦を弾く鳴弦(めいげん)の儀を行う。鬼王神社という社名から、豆まき(春呼びの儀)の際は「鬼は内…」と唱える。午後6時ころ開始。

■中井御霊(ごりょう)神社の節分祭 【歴史、生活分野】 (中井2-29-16)
鳴弦の儀に続き鬼追いの儀となり、神官が方相氏(ほうそうし)(鬼を追い払う四つ目の神)に扮して鬼と問答をし、豆をまいて追い払う。続いて恵比須・大黒が登場し、最後に豆まきと福分(ふくわか)ちを行う。午後3時ころ開始。

■花園神社の節分祭 【歴史、生活分野】 (新宿5-17-3)
鬼追いの儀で神官と鬼が問答をし、豆をまいて追い払う。続いて恵比須・大黒が登場し、最後に豆まきと福分ちを行う。午後2時ころ開始。

■氷川神社の節分祭 【歴史、生活分野】 (下落合2-7-12)
最初に福娘が登場し、次に神前神楽を披露する。続いて鬼が登場し、氏子らとの問答を行い、弓や豆まきにより追い払われる。最後に福分ちを行う。午後3時ころ開始。

■鎧神社の節分祭 【歴史、生活分野】 (北新宿3-16-18)
鬼追いの儀で神官が方相氏に扮して鬼と問答をし、鉾や豆まきにより追い払う。続いて恵比須が登場し、最後に豆まきと福分ちを行う。午後3時ころ開始。

■自性院(じしょういん)の節分会 【歴史、生活分野】 (西落合1-11-23)
七福神が登場する都内でも珍しい節分行事。最後に豆まきと福分ちを行う。当日は、太田道灌ゆかりの「猫地蔵」が年に1回ご開帳される。午後1時ころ開始。

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新宿区 文化観光産業部-文化観光課
文化資源係 電話03-5273-3563

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