夏目漱石記念施設整備プロジェクトVol.7「漱石のほほえみ」を開催
2017年夏目漱石生誕150周年に向けて

最終更新日:2016年12月11日

写真:開会に先立ちあいさつする吉住区長
写真:新宿区夏目漱石コンクール優秀作品表彰式の様子
写真:第1部にサプライズで「くまモン」が登場
今日11日、新宿区(区長:吉住健一)は、夏目漱石記念施設整備プロジェクトvol.7「漱石のほほえみ」を朝日新聞社・早稲田大学との共催で開催した。
国民的文豪・夏目漱石(1867年~1916年)は新宿区で生まれ育ち、その生涯を閉じた。区では、漱石の生誕150周年に当たる平成29年(2017年)9月の開館に向け、夏目漱石にとって初の本格的記念館となる「漱石山房記念館」の整備を進めている。また、漱石やその作品の魅力を発信するため、2月と12月に「夏目漱石記念施設整備プロジェクト」を展開。今回で、第7弾となる今日のイベントは、「新宿区夏目漱石コンクール」優秀作品表彰式のほか、舞台・シンポジウムが行われ、漱石ファンなど約1,000名が、会場の早稲田大学大隈記念講堂(戸塚町1-104)に集まった。

開会に先立ち吉住区長は「漱石にとって初の本格的な記念館の整備に向けて、引き続き、皆さまの温かいご支援をお願い申し上げます」とあいさつした。
イベントの第1部「新宿区夏目漱石コンクール」優秀作品表彰式では、絵画・読書感想文の各部門の最優秀賞、優秀賞、後援企業・大学賞の入賞者24名に、賞状と副賞が手渡された。コンクールは、6月~9月に全国の小中学生・高校生から作品を募集し、小学生から「猫になって描いてみよう」がテーマの絵画1,005点、中学生・高校生から「わたしの漱石、わたしの一行」がテーマの読書感想文1,928点の応募があった。作家でコンクールの審査委員長を務めた森まゆみさんは、審査講評で「コンクールを通じて、小中学生・高校生の皆さんが漱石作品に親しんで心の糧となることを嬉しく思う」と話していた。
 第2部は、「漱石のほほえみ」と題し、エグスプロージョンによるダンスパフォーマンス、桂三四郎さんの落語のほか、「実はこんなに面白い夏目漱石作品」をテーマに読書好きのよしもと芸人によるシンポジウムが行われ、客席に時折笑いが起きながら、会場は大いに盛り上がった。

区は、「夏目漱石記念施設整備基金」を設置して平成25年7月から寄付の募集を開始しており、現在、約9,000万円の寄付が寄せられている。引き続き、イベントなどを通して、夏目漱石を愛する全国の皆さんに寄付への協力を呼び掛けながら、記念館の整備を進めていく。

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新宿区 文化観光産業部-文化観光課
文化資源係 電話03-5273-4126

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