「先生のための演劇指導教室」を開催
新宿区教育委員会×劇団四季 先生応援プロジェクト

最終更新日:2016年7月25日

写真:母音に注意しながら短い文章を朗読
写真:発声練習
写真:グループに分かれて稽古
新宿区教育委員会は今日25日、劇団四季との共催により、区立四谷小学校で先生応援プロジェクト「先生のための演劇指導教室」を開催した。

これは、学校行事の一つである学芸会に向けた演技指導対策講座で、教員が子どもたちに演技指導する際の適切な手法を学ぶもの。学芸会を担当する教員が若年化し十分な経験がない中で、教育現場が抱える「演技の具体的な指導方法が分からない」という悩みを解決するため、劇団四季に協力を依頼。先生応援プロジェクトとして開催が実現し、区立幼稚園・子ども園・小学校・中学校・特別支援学校の教員48名が参加した。

今日は、講師として劇団四季の俳優10名が来校。現在上演中の劇団四季ファミリーミュージカル『ガンバの大冒険』を題材に、長年の演劇活動で培ってきたノウハウを教員に指導した。
初めに、発声や呼吸法、せりふ朗唱方法などを訓練。体をリラックスさせるために床に寝転びながら呼吸法を実践したり、母音に注意しながら短い文章を読んでみたりと、演技の基礎からプロの俳優が指導した。
続いて、ガンバたちネズミがイタチのノロイと戦うための作戦会議をする『ガンバの大冒険』の緊張感あふれる一場面を、5つのグループに分かれて稽古した。実際に教員が演じてみると、大きな声が出せなかったり、どのように体を動かして表現すればよいか分からなかったりと苦戦。「台本を読むだけでなく、相手の言葉を聞き、動きを見ることが大切。相手のアクションから自然に動かされた心を表現しましょう」といったアドバイスに、教員たちは子どもたちに演技指導する際のポイントとして、熱心に聞き入っていた。

最後に、それぞれのグループが稽古の成果を発表。劇団四季俳優の神保幸由さんが「パワフルな演技が、見ていて面白い芝居です。失敗を恐れずに思い切って楽しくやりましょう」と呼びかけ、各グループがシーンをしっかりと伝えようとする真剣な演技を披露すると、盛大な拍手が送られた。
教員からは「声の出し方・せりふの話し方といった基礎から具体的な演技指導など、手順を踏んで指導していただけた。今回学んだことを踏まえて、子どもに教える際はいきなり演技指導に入らず、基礎から指導したい」との感想が聞かれた。

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