指定・登録文化財に4件を認定
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最終更新日:2016年4月14日

指定・登録文化財に4件を認定小写真1
新宿区(区長:吉住健一)では、区内の文化財のうち特に重要なものを「指定文化財」として、また、保存する必要があるものを「登録文化財」として保護・活用し、次世代に伝えていく取組みを進めている。今回新たに3件を区指定文化財に指定し、1件を登録文化財に登録した。これで区の指定文化財は120件、登録文化財は49件となった。

■新たに認定した指定文化財 3件
堀部武庸加功遺跡之碑 <ほりべたけつねかこういせきのひ>
【有形文化財(歴史資料)】(西早稲田3-5-43 水稲荷神社内)
 元禄7年(1694年)に起こった「高田馬場の決闘」における堀部安兵衛の事績を記した記念碑(高さ約350cm)。江戸時代に高田馬場の管理を請け負っていた甲州屋の子孫・行田久蔵が、明治43年(1910年)に建立し、昭和46年(1971年)に水稲荷神社境内に移された。

西條八十旧居跡 <さいじょうやそきゅうきょあと>
【史跡】(北新宿1-23)
 詩人・作詞家・フランス文学者の西條八十(1892年~1970年)が、昭和10年(1935年)4月~19年(1944年)1月の約9年間を過ごした場所。西條は払方町に生まれ、牛込・大久保・柏木など、78年の生涯のうち約50年を新宿区内で過ごし、創作活動を行った。

女人芸術社跡 <にょにんげいじゅつしゃあと>
(長谷川時雨・三上於菟吉旧居跡) <はせがわしぐれ・みかみおときちきゅうきょあと>
【史跡】(市谷左内町29)
 「女人芸術」は、劇作家・長谷川時雨(1879年~1941年)が、夫で小説家の三上於菟吉(1891年~1944年)の助力を得て、昭和3年(1928年)~7年(1932年)に計48号を発行した。小説・詩歌・評論・随筆などを、当時の若手から中堅・大家(たいか)まで、林芙美子ら数多くの女性文学者が寄稿した。

■新たに登録した登録文化財 1件
東京府仮小学 第三校跡 <とうきょうふかりしょうがくだいさんこうあと>
【史跡】(筑土八幡町6)
 明治3年(1870年)に東京府により設けられた仮小学第三校の跡。仮小学は学制発布に先立ち、市内の寺院6か所に置かれ、第三校は当時この地にあった萬昌院に開校された。
 第三校はその後、神楽坂や市谷加賀町を経て、明治13年(1880年)に市谷学校と合併し、愛日小学(現在の愛日小学校)となった。

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新宿区 文化観光産業部-文化観光課
文化資源係 電話03-5273-4126

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