「消費者市民社会」を考えるシンポジウムと講座を開催
新宿から発信！ 社会を変える消費者のチカラ

新宿区（区長：中山弘子）は、消費者自身が賢い消費行動をとることで、社会全体をより良い方向に変えていく「消費者市民社会」の実現をテーマにしたシンポジウムと講座を10月、11月に開催する。

「消費者市民社会」の実現は、平成24年12月に施行された「消費者教育の推進に関する法律」にも定められ、今回のシンポジウムや講座は、消費者が身に付けたい力や消費者教育の重要性などについて意識を高めていただこうと企画した。

11月15日（土）には、消費者教育推進シンポジウム「『新宿力』でめざそう つながる！ 広がる！ 消費者市民社会」をBIZ新宿(区立産業会館、西新宿6-8-2)で開催する。
基調講演では、消費者教育の第一人者で、学校だけではなく地域社会での消費者教育の推進にも長年取り組み、「消費者教育の推進に関する法律」の制定にも尽力した西村隆男／横浜国立大学教育人間科学部教授・日本消費者教育学会会長が、社会とのつながりを意識しながら主体的に生活を送る一歩進んだ消費者「消費者市民」のあるべき姿を解説する。パネルディスカッションでは、東京都や新宿区の取組み事例を紹介するほか、消費者団体の代表者や教員とともに、消費者市民社会と消費者教育の重要性について考える。会場では、消費者団体や環境団体の調査・研究成果もパネルで展示する。

新宿消費生活センター分館（高田馬場1-32-10）では、10月26日（日）、講座「あなたの消費行動が未来につながる～教えて！消費者のチカラ」を開催する。
講座では、消費者政策に造詣の深い樋口一清・法政大学大学院教授が、毎日の買い物や生活の仕方などを通してより良い社会の実現を目指す「消費者市民社会」の意義や取組みの状況、今後の課題等を解説する。
また、SNS、スマートフォンなどの普及で、架空請求、デート商法等の悪質商法やマルチ商法の被害が若い世代にも広がっていることから、被害者救済に長年取り組んでいる堺次夫・信州大学客員教授が、被害の実例や対応策などを紹介する。

■11月15日開催　消費者教育推進シンポジウム
「『新宿力』でめざそう　つながる！ 広がる！ 消費者市民社会」
【日時】11月15日（土）午後1時～4時15分
【会場】BIZ新宿（区立産業会館、西新宿6-8-2）
【内容】
▼第1部…基調講演「消費者教育の推進で消費者市民社会をつくろう」
西村隆男（横浜国立大学教育人間科学部教授・日本消費者教育学会会長）
▼第2部…パネルディスカッション
コーディネーター…西村隆男
パネリスト…吉村幸子（東京都消費生活総合センター所長）
宇野頼子（落合第二中学校教諭）
鍋島照子（新宿区消費者団体連絡会会長）　ほか
【共催】新宿区消費生活展準備会
【申込み】電話かファックス（住所・氏名・電話番号を記入）で11月13日(木)までに新宿消費生活センター（電話03-5273-3834、ファックス03-5273-3110）へ。先着200名。無料。

消費者教育推進シンポジウム案内チラシ

■10月26日開催
講座「あなたの消費行動が未来につながる～教えて！消費者のチカラ」
【日時】10月26日（日）午後1時30分～4時
【会場】新宿消費生活センター分館（高田馬場1-32-10）
【内容】▼第1部「教えて！消費者市民社会」樋口一清（法政大学大学院教授）
 ▼第2部「知りたい！消費者被害の実例」堺次夫（信州大学客員教授）
【申込み】電話かファックス（住所・氏名・電話番号を記入）で10月17日（金）までに新宿消費生活センター分館（電話03-3205-1008・ファックス 03-3205-1007）へ。先着30名。無料。

講座案内チラシ