新宿歴史博物館特別展「高須四兄弟 新宿・荒木町に生まれた幕末維新」
9月13日~11月24日開催

最終更新日:2014年9月11日

高須四兄弟(行基寺蔵・海津市歴史民俗資料館提供)左から松平定敬、松平容保、一橋茂栄、徳川慶勝高須四兄弟
新宿歴史博物館(三栄町22)では、9月13日(土)から特別展「高須四兄弟 新宿・荒木町に生まれた幕末維新」を開催する。

新宿歴史博物館そばの津の守坂(つのかみざか)の名は、代々、摂津守を名乗った美濃国・高須藩(現在の岐阜県海津市)松平家三万石の上屋敷があったことに由来する。高須松平家は尾張徳川家の分家で、尾張藩の支藩として、現在の荒木町に江戸上屋敷を、西新宿に下屋敷を置いていた。

第十代藩主・松平義建(よしたつ)の子として幕末に上屋敷で生まれた兄弟のうち、二男の慶勝(よしかつ)は御三家筆頭の尾張徳川家、五男の茂栄(もちはる)は御三卿の一橋徳川家、七男の容保(かたもり)は会津松平家、八男の定敬(さだあき)は桑名松平家の養子となった。
尾張藩を継ぎ、明治新政府に与した徳川慶勝、明治維新の際、徳川家を代表して新政府との交渉にあたった一橋茂栄、新政府軍に徹底抗戦した松平容保、松平定敬。4人は「高須四兄弟」と称され、それぞれの立場で激動の幕末・維新を生き抜いた。
今回の特別展では、高須松平家と波乱に満ちた四兄弟の生涯を紹介する。
(写真:行基寺蔵・海津市歴史民俗資料館提供、左から松平定敬、松平容保、一橋茂栄、徳川慶勝)

■ 特別展「高須四兄弟 新宿・荒木町に生まれた幕末維新」
【日時】9月13日(土)~11月24日(休日)午前9時30分~午後5時30分
入館は午後5時まで。9月22日(月)、10月14日(火)・27日(月)、11月10日(月)は休館
【入場料】300円(常設展とのセット券は500円)、中学生までは無料、団体(20名以上)150円
※会期中の土曜日は学芸員が展示を解説します(午後1時から約30分)。

■ 関連イベント
(1)記念講演会「幕末をどう見るか~高須四兄弟の動向を視野に入れて」
 一橋慶喜、松平容保、松平定敬の「一会桑」の動きを解き明かした『江戸幕府崩壊』の著者、家近良樹・大阪経済大学教授が、常識にとらわれないユニークな視点で、高須四兄弟と幕末維新を解説する。
【日時】10月18日(土)午後2時~4時 【会場】新宿歴史博物館2階講堂(三栄町22)
【費用】500円(特別展の招待券付き)

(2)講談で楽しむ幕末・高須四兄弟
【日時】11月15日(土)午後2時~4時 【会場】新宿歴史博物館2階講堂(三栄町22)
【演目】「白虎隊」「創作高須四兄弟(仮題)」ほか 【出演】一龍斎貞鏡、宝井一凜
【協力】NPO法人四谷伝統芸能振興会 【費用】500円(特別展の招待券付き)

【申込み】往復はがきに催し名・住所・氏名・電話番号を記入し、(1)は10月3日、(2)は10月31日(必着)までに新宿歴史博物館(〒160‐0008三栄町22)へ。新宿未来創造財団ホームページからも応募できます。(1)は100名、(2)は60名。応募者多数の場合は抽選。

本ページに関するお問い合わせ

新宿歴史博物館 電話03-3359-2131

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