歌舞伎町で子どもたちがアーティストと大壁画に挑戦
夏の一大アートイベント 新宿クリエイターズ・フェスタ2014

最終更新日:2014年8月17日

歌舞伎町で子どもたちがアーティストと大壁画に挑戦大写真
写真:蟹江さんと子どもたちがお絵描き
写真:アーティストの生演奏
写真:子どもたちがお絵描き
新宿クリエイターズ・フェスタは、多様な文化・芸術を育む新宿のまちの遺伝子を活かし、アートの力で新宿のまちに新たなにぎわいと活力を創出する夏の一大アートイベント。地元商店街や企業の皆さんのご協力を得て4回目を迎える今年のフェスタは、8月22日(金)~9月7日(日)の17日間、新宿駅東口・西口や歌舞伎町のほか、新たに設けるサテライト会場の神楽坂、市谷、初台で開催する。

開幕に先立ち、8月8日から、参加型イベント「こどもアート」がスタート。全国各地でお絵描きや工作のワークショップなどを開催し、東日本大震災で被災した福島県相馬地方の子どもたちの支援活動にも携わる版画家・蟹江杏さんが理事長を務めるNPO法人3.11こども文庫が多彩なプログラムを企画し、夏休み中の子どもたちにアートの魅力を伝えている。

今日17日は、アーティストと子どもたちが生演奏に合わせて壁画を描く「絵かきさんといっしょに大壁画をえがこう!」を開催。3回目の開催となる今回は、「虹、空、まち」をテーマに制作し、夏休み中の親子連れや見物客などでにぎわった。

 会場の新宿東宝ビル建設現場(旧新宿コマ劇場)仮囲いには、約縦3m×横8mの2枚の巨大キャンバスが登場。元たまの石川浩司さんら応援に駆け付けたミュージシャンの軽快な生演奏に合わせ、蟹江さんと子どもたちの躍動感あふれるお絵描きが繰り広げられた。ペンキやクレヨンを使ってお絵描きに挑戦した子どもたちは、「いつか住んでみたいおうちを描くよ」「空を飛ぶきれいな鳥も描こう」と、大喜びで色とりどりの絵を描き、白いキャンバスはあっという間にカラフルな巨大壁画に生まれ変わった。

完成した壁画のタイトルは、「虹をつくる人」「ゆうやけの街」に決定。一昨年に手掛けた第1作「ママから生まれた命」、去年完成した第2作「森をかかえる太陽」「街をのせた海」に続く今回の最終作は、9月7日(日)まで、新宿東宝ビル建設現場仮囲いに展示される。フェスタ終了後は、第1作・第2作が設置されている新宿大ガード下南側通路(思い出横丁側)に展示し、3部作が完成となる。

「こどもアート」では、アートの力で東日本大震災の被災地を応援する「被災地応援プロジェクト」も展開。相馬地方の子どもたちが描いた絵画展「3.11ふくしまそうまの子どもの描くたいせつな絵展」、相馬市の親子が触れ合う姿を撮影した写真展「ふくしまだっこ展」、人形や動物などのポスト型のオブジェに、被災地の子どもたちへの手紙が投函できる「ポストアートプロジェクト」を9月7日(日)まで開催している。いずれも会場は東京都健康プラザハイジア(歌舞伎町2-44-1)。

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新宿クリエイターズ・フェスタ2014実行委員会事務局(特命プロジェクト推進課内)
電話03-5273-4220