歌舞伎町の稲荷鬼王神社で被災地の写真を展示
東日本大震災被災地の力強い姿を伝える

最終更新日:2014年3月7日

写真:展示されている被災地支援の様子
写真:展示に見入る来場者
写真:焼きハゼをあしらった仙台雑煮
新宿区役所近くの稲荷鬼王神社(歌舞伎町2-17-5)で、「3がつ11日を忘れない展2014」が開催されている。
神社では、これまでも地元の方と協力し、土地の歴史や家族の絆を考える展示を開催してきたが、今回は、東日本大震災を忘れず、もう一度震災について考えるきっかけになればと、NPO法人「コミュニティアート・ふなばし」、一般社団法人「まちとアート研究所」と協力し、被災地で撮影された写真などを展示している。

境内では、「仮設住宅からの手紙」と題して、仙台市の仮設住宅でのコミュニティ再生の取り組み「おしるこカフェ」を紹介。お椀を囲み笑顔で地域交流する姿や、仮設住宅での生活風景を展示している。
また、神社で毎年年末に、地元の方や近隣で働く方から募集した「家庭のお雑煮」を展示し関心を集めることをヒントに、仮設住宅で提供された仙台雑煮の模型を展示。そのほか、福島県南相馬市の被災当時の記録写真も展示し、被災当時の状況から再生の取り組みまで、被災地の力強い姿が伝わる内容となっている。

宮司の大久保直倫さんは、「明るい表情で前に進む被災地の方の姿を歌舞伎町で展示することで、多くの方に地域のつながりや防災について考えてもらえれば」と話している。
展示は3月15日(土)まで。見学自由。また、3月9日(日)~11日(火)、15日(土)には、宮城県石巻市の復興状況を子どもたちの取材により伝える「石巻日日こども新聞」を配布する。配布はなくなり次第終了。

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稲荷鬼王神社 電話03-3200-2904