大久保つつじが大久保小学校に里帰り
「大久保つつじ植樹セレモニー」を実施

最終更新日:2009年11月27日

写真:植樹の様子
写真:子どもたちの質問に答える島野さん
写真:交流会の様子
今日27日(金)午前8時30分から、区立大久保小学校(大久保1-1-21、校長:冨井正嗣)で、「大久保つつじ植樹セレモニー」を開催した。

これは、7月14日に開催した、小・中学生が区長を交えて意見や要望を伝える「小・中学生フォーラム」で、同小学校の6年生生徒たちが区長に「まちにつつじを増やしてきれいなまちにしたい」「大久保つつじをたくさんの人に知ってもらい、まちの魅力にしたい」と要望し、植樹が実現したもの。もともと大久保はつつじの名所だったが、戦争や宅地開発等の影響で衰退していった。しかし、群馬県館林市のつつじが岡公園に、大久保のつつじが移植されていて、今回、同公園から6本のつつじが寄贈されることとなった。
同小学校では、このセレモニーに先立ち、10月23日・24日に「大久保つつじ物語」と題した学芸会を実施。地域につつじが増えてほしいという願いを込めた劇を披露していた。

今日は、校長先生・中山区長などのあいさつの後、生徒を代表して6年生から「つつじが学校に来てほしいという願いが叶ってうれしいです。地域に自慢できるつつじにします」とお礼の言葉を述べた。その後、子どもたちは植樹の場所に移動。各学年の代表者が、大きく育つよう願いを込めながらつつじを植えた。

植樹セレモニーの後は、校舎内に移動し、5年生47名・6年生27名の生徒たち、中山区長、館林市つつじ研究所所長の島野好次さんなどを交えて交流会を行った。学芸会の様子のビデオ上映や、6年生が総合的な学習の時間に「大久保つつじで人がつながる街」を合言葉にした活動の報告を行ったほか、「大久保つつじに関する区の予算」「大久保つつじのことを地域に広めるにはどうすればよいか」などのつつじについて調べたことを発表した。

その後、島野さんは、「つつじは、日当たりのよい場所で、水はけのよい土に植えてください。酸性の土に植えるとよく育ちます」と育て方をアドバイス。最後に「来年の春、咲いたつつじをよく見てください。いろいろな発見があるはずです」と語りかけ、「こんなにつつじを愛してくれる学校はほかにありません」と話していた。