新宿駅周辺で滞留者対策訓練を実施

最終更新日:2009年10月15日

写真:東口現地本部
写真:西口現地本部
写真:応急手当
今日15日、新宿駅東口と西口で滞留者対策訓練(主催:新宿駅周辺防災対策協議会、座長:日本赤十字社東京都支部)が行われた。

大地震が発生した場合、新宿駅周辺は多くの滞留者で混乱、多数の傷病者が発生すると考えられるが、行政等の防災関係機関だけでは膨大に発生する被害のすべてに対応することは不可能。そこで、平成19年度に新宿駅周辺の事業者が中心となり、新宿駅周辺滞留者対策訓練協議会が発足。自助・共助・公助の役割分担による新宿ルールを策定するなど、地震防災対策を進めている。

今年度は、今年3月に策定された「新宿ルール」をもとに、災害時の正確な地域情報の受発信訓練を中心に実施。東口(モア4番街)と西口(工学院大学1階)に地域の事業者等が現地本部を立ち上げ、防災無線を使った区の災害対策本部との情報交換や事業者が持ち寄った地域情報を交換し、各事業所に持ち帰るという内容で行った。さらに、地元商店街振興組合の方約50名が参加した東口現地本部では、収集された道路情報をもとに、避難所等までの通行可能な道路を放送し、安全な経路で避難所等までの誘導を行った。

また、西口現地本部では、工学院大学の防災訓練(学生約1000名参加)が同時に実施され、約50名の地元事業者や東京都職員も参加した。訓練では、工学院大学の協力で、八王子校舎との長距離無線LANによる鉄道情報の収集等の情報交換も行われた。
今日の訓練の結果は協議会でとりまとめ、「新宿ルール」に反映していく。

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