新宿歴史博物館所蔵資料展「富士講の世界」
~江戸の民間信仰と民衆宗教に触れる

最終更新日:2009年9月4日

写真:富士山御神体・丸藤成子講富士山御神体・丸藤成子講
新宿歴史博物館(三栄町22)では、9月5日(土)から、所蔵資料展「富士講の世界」を開催する。

江戸時代後期、江戸を中心に富士山に対する熱狂的な信仰が流行し、信者たちの集団は富士講と呼ばれた。
新宿でも丸藤講・月三講・丸参講などいくつかの富士講が活動し、信者たちは住居の近くに富士山を模して「富士塚」を築いた。区内には、移築されたものや一部が壊されたものを含め6基の富士塚が現存しているが、安永8年(1779年)、植木職人の高田藤四郎が築いた早稲田の高田富士は、日本最初の富士塚と言われている。
今回の資料展では、区民の方から寄贈された富士信仰民具や資料を展示し、現在では、ほとんどが活動を停止してしまった富士講と富士信仰について紹介する。

【日時】
9月5日(土)~10月18日(日)
9時30分~17時30分(入場は17時まで)
9月14日(月)・28日(月)、10月13日(火)は休館
【会場】
新宿歴史博物館企画展示室(三栄町22)
【観覧料】
無料(常設展示は一般300円、小・中学生100円)

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問合せ:新宿歴史博物館 03-3359-2131