「新宿育ちのゴーヤ」で広がる輪 新宿「みどりのカーテン」プロジェクト・ゴーヤ料理教室を開催

最終更新日:2009年8月14日

写真:説明する高山厚子さん
写真:楽しく料理
写真:立派なゴーヤの実
写真:楽しく料理
 今日14日、新宿区(区長:中山弘子)は、大久保地域センター(大久保2-12-7)で「ゴーヤ料理教室」を開催。区内でゴーヤを育てている20名が参加した。

 この催しは、2年目を迎える「新宿『みどりのカーテン』プロジェクト」の一環として、ゴーヤの収穫の時期に合わせて企画したもので、20名の定員に対して約40名の応募があった。「みどりのカーテン」とは、窓辺にゴーヤなどのツル性植物をはわせる自然のカーテンのことで、区は、地球温暖化防止に向けた一歩として4月から区内の家庭・事業所・公共施設など約870か所にゴーヤなどの苗(約3,000株)を配布した。

 「ゴーヤ料理教室」の目玉は、参加者が自宅で育てたゴーヤを持ち寄り食材とすること。調理開始前に、ベランダで育てたゴーヤなど自慢のゴーヤを披露した。
 講師は、元板橋区立金沢小学校校長の高山厚子さん。沖縄県出身の高山さんは、退職後も環境に関する著作・教育活動を続けている。今日のメニューは、ゴーヤジュース、ゴーヤゼリー、ウコン入りゴーヤちらしずし、ヒラヤーチー(沖縄風お好み焼き)など、まさにゴーヤのフルコース。高山さんの説明後、4つの班に分かれた参加者は、楽しく料理した。試食会では「ゴーヤのワタの天ぷら」と「ゴーヤゼリー」が好評。高山さんは、「苦味があるゴーヤのワタは天ぷらに、熟れて硬くなったゴーヤはゼリーやジュースにと、ゴーヤは捨てることなく食べられる」と話す。

 このプロジェクトを手掛けるエコギャラリー新宿(区立環境学習情報センター)では、「参加者一人一人の環境に対する意識が深まるだけでなく、苗を配った方から生長記録や、絵手紙、川柳をいただいたりと、ウリトモ(「みどりのカーテン」について話せる友達の意味)の輪が着実に広まっているのを感じます」と話している。

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