区民起点の効果的・効率的な区政運営を推進するために新宿区職員人材育成センター開設記念講演を開催

最終更新日:2009年7月28日

写真:講演する増田氏
写真:講演する増田氏
写真:聴講する職員
 新宿区(区長:中山弘子)は、7月28日(火)午後2時30分から同センター開設記念として、職員向けに、元総務大臣・前岩手県知事の増田寛也氏による講演を実施した。

 同センターは、19年度に策定した「新宿区人材育成基本方針」の中で定めた取り組みの一つで、人材育成の研修部門を担い、個々の職員に応じた能力開発を効果的に行っていくために設置されたもの。職員の学ぶ意欲や必要な能力を高めるため職員一人ひとりに焦点をあてた人材育成を行うとともに、職場における人材育成機能の強化、自己啓発・自主研究グループへの支援を進めている。
 今日は、「地方分権時代における人材育成のあり方」と題し、区長とともに約90名の職員が受講した。

 増田寛也氏は、総務大臣・岩手県知事として、地方分権改革や行政改革を推進してきた経験を踏まえて、「地方分権は手段であり、豊かな市民社会形成のため使いこなすことが重要」と、これからの地方自治体のあり方や、「権力や権威に頼ったリーダーシップではなく、人を率いることのできる真のリーダーシップを身に付けることが大切」と、職員に求められる能力についてなどを話され、参加した受講者は皆、興味深く聞き入っていた。
 講演の最後に中山区長は「今回のお話は、職員みんな日々の仕事の中で共感することがあったのではないでしょうか。人材育成センターでこれからも自分自身の力を付けていきましょう」と職員にエールを送った。

 同センターを設置した人材育成等担当課では「職員が人材育成センターを積極的に活用することで、意識改革や能力向上につなげ、自ら考え行動する職員の育成と自律的な職場風土への変革を行いたい」と抱負を語っている。

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