地域の子育ての心強い支援者を養成　「子育て支援者養成講座」開催中

　新宿区（区長：中山弘子）と子育て支援施設ゆったりーの（代表：小原聖子）は、5月13日（水）～7月22日（水）の全10回の日程で、「子育て支援者養成講座（基礎編）」を開催している。
　この講座は、地域で子育て支援を担う人材を育成することを目的に、区とゆったりーのが協働で19年度から実施しているもの。これまで40名が基礎編を修了し、読み聞かせグループやゆったりーののスタッフなど、地域の子育て支援活動で活躍している。3年目の開催となる今年は23名が受講。全日程修了者には修了証を交付し、その後の活動を支援していく。

　講座の内容は、専門家の講義やワークショップ、現場での実習などさまざま。8日に行われた8回目の講座では、受講生がグループに分かれて体験した実習の報告を行った。
　実習の体験先は、子ども家庭支援センター・子ども発達センター・保健センターなどの区の施設のほか、民間の子育て支援施設・保育ママ・プレーパークなど10か所。受講生はお互いの発表を聞き、「母親の不安を取り除くために、子育て相談や一時保育などを行う施設の必要性を改めて感じた」「施設に来ず、家に閉じこもりがちの親子をどうサポートするかが課題」なとど、感想や意見を交換した。

　講師を務める石井章仁さんは「この講座を通して、現場で活躍している方の話を聞いたり、実習を経験して得たさまざまな刺激を今後に生かしてほしい。受講生同士のつながりも今後の活動にプラスになると思います」と話してくれた。