北朝鮮の核実験実施に対し新宿区議会が抗議文を送付

最終更新日:2009年5月27日

 新宿区議会(議長:深沢としさだ)は、北朝鮮が核実験の実施を発表したことを受け、今日27日、下記の書面を金正日国防委員会委員長、国際連合朝鮮民主主義人民共和国代表部大使に送りました。

問合せ:新宿区議会事務局議事係  電話03-5273-4026

【抗議文】
 5月25日北朝鮮は2回目の地下核実験を実施したことを報じた。
 実験の自制を求めた国連安全保障理事会議長声明や国際社会からの核開発の放棄要求を無視し、核実験に踏み切ったことは、核兵器廃絶を求める国際世論に逆行する暴挙であり、日本及び北東アジア地域の平和と安全に対する直接の脅威であると同時に国際社会全体の平和と安全に対する重大な挑戦である。
 新宿区議会は、1985年12月に「新宿区非核平和都市宣言に関する決議」を採択し、核兵器の廃絶と世界の恒久平和の実現を訴え、これまでも、各国の核実験に対し、抗議を行ってきた。
 核実験の実施は、地球環境や生態系を破壊するばかりでなく、人類の生存をも脅かす事態を招くことになり、いかなる国の核実験であろうとも容認することはできない。
 よって、新宿区議会は、北朝鮮の核実験に強く抗議するとともに、直ちにすべての核兵器及び核計画を放棄することを強く求め、北東アジアの安全と世界の恒久平和の実現を強く望むものである。
 以上、要請する。

2009年5月27日

新宿区議会議長 深沢 としさだ

朝鮮民主主義人民共和国国防委員会委員長
金 正日 様

国際連合
朝鮮民主主義人民共和国代表部大使 様

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電話:03-5273-4064