子どもたちの安全を守ろう ~小学校PTA連合会が「安心安全講習会」を開催

最終更新日:2009年3月18日

写真:サスマタの実習(参加者)
写真:サスマタの実習(講師の模範演技)
写真:講義の様子
写真:マーキングガンの試射体験
 今日18日(水)午後2時から、新宿区立鶴巻小学校(早稲田鶴巻町140)で、新宿区立小学校PTA連合会(小P連)牛込Aブロック(早稲田・鶴巻・江戸川・津久戸・市谷・愛日小学校)主催の「安心安全講習会」が開催された。
 小P連では防犯活動の推進に取り組んでおり、防犯ブザーの活用や一斉パトロール、講習会などを行い、保護者や地域の危機管理意識の向上に努めている。

 今日は、子どもたちの安全を守るための知識を深め、対処方法を学ぼうと開催された。
 まず教室で「不審者侵入に対する対応」をテーマに、綜合警備保障(ALSOK)の講師が講義。総合犯罪件数が減ってきている中、子どもへの犯罪件数は減っていないこと、また、子どもへの犯罪は主に登下校時に路上で起こり、その9割が女子生徒・児童が対象であることなど、都内での犯罪傾向を紹介。子どもを守るためには、「不審な人がいたら対処する」方法ではなく、そもそも犯罪の機会(チャンス)をなくすことが重要で、「学校外では地域での声掛けや、犯罪が起こりにくい環境の整備、地域が子どもたちに関心を示すことなどが大切」との話があった。

 その後、不審者が学校に侵入したとき、警察の到着まで不審者との距離を保ちながら侵入を遅らせるため、今後各校に配備される予定の「サスマタ」を使った実習も行った。
 また、各校に備えてあるマーキングガン(不審者の侵入時に、犯人を識別するために特殊塗料を発射するピストル型の防犯具)の試射体験も行い、参加者は真剣に取り組んでいた。
 菅野真也・牛込Aブロック長は、「来年度も安心・安全をテーマに取り組んでいきたい」と話していた。

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