第3回新宿区NPO・協働フォーラムを開催

最終更新日:2009年3月15日

写真:午前の部・協働事業提案制度報告会
写真:午後の部・講演
写真:午後の部・パネルディスカッション
 今日15日、新宿区(区長:中山弘子)は、第3回新宿区NPO・協働フォーラムを、若松地域センター(若松町12-6)で、新宿NPOネットワーク協議会(代表理事:山下馨)との共催で開催した。

 区では、多様化する地域の課題やニーズに対応するため、市民活動団体の専門性・柔軟性を生かした事業を公募し、区と団体が協働で事業を実施する「協働事業提案制度」を18年度に創設するなど、協働によるまちづくりを進めている。
 今日のフォーラムの午前の部は、同制度による20年度の実施事業の報告会。「外国人の子どもの学習支援」「女性への就労支援」など5事業について、各事業の実施団体が、事業を通じて得られた成果や課題などを発表した。

 続いて行われた午後の部は、「地域とNPO~子どもが安心できるまちづくり」をテーマとした講演とパネルディスカッション。
 まず、奥地圭子さん(NPO法人東京シューレ代表)が「いろいろな育ちを求めて~不登校の子どもたちの声を聴く」と題して講演。同法人が運営するフリースクールの卒業生や現役生も登場し、不登校に至った体験や、フリースクールに通い始めてからの気持ちの変化などを語った。奥地さんは「子供たちは自らの力で成長していきます。私たち大人は、子どもたちが過ごしやすい場所を作っていくことが大切」と結んだ。

 パネルディスカッションでは、4人のパネリストが意見を交換。三澤和馬さん(クラーク記念国際高等学校秋葉原ITキャンパス長)は「子どもたちが地域や社会と向き合えるよう、大人がサポートしていくことが教育の原点」と、教え子たちとの経験を交えて説明。柳川信子さん(若松地区青少年育成委員会会長)は「家庭や地域で子どもたちとふれあいを持って、子どものコミュニケーション能力を高めていくことが必要」と、家庭や地域のあり方を語った。
 会場には40人以上が訪れ、パネリストの話に真剣に耳を傾けていた。

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