「新宿エコワン・グランプリ」表彰式・環境白書を読む会を開催

最終更新日:2009年3月14日

写真:環境白書を読む会シンポジウム
写真:表彰式
写真:落合中学校生物部の発表
写真:石澤清史氏の講演
 新宿区(区長:中山弘子)は、3月14日(土)午後1時から、牛込箪笥区民ホール(箪笥町15)で、「新宿エコワン・グランプリ」表彰式、環境白書を読む会シンポジウムを開催した。

 「新宿エコワン・グランプリ」は、地球温暖化防止・自然保護・3Rなど環境に関して、優れた取り組みを行っている区内の個人・家族・グループ・事業者を表彰する制度で、昨年度に続き今年で2回目。20年10月1日~12月25日にかけて募集を行ったところ、緑化や省エネルギー、自然調査など、環境にやさしい暮らしや企業活動の取り組みとして27件(個人・ファミリー部門5、グループ部門12、事業者部門10)の応募があり、有識者などで構成する審査会が大賞1組、優秀賞6組(各部門2組)、チャレンジ賞2組の表彰者を決定した。今回の表彰式では、受賞した9組の取り組みを受賞者自らが紹介する。
 表彰に先立ち、中山弘子区長は「今回の「エコワン・グランプリ」の応募作品を拝見して、多くの皆さんが環境問題を考え、実践していただいたことを、大変心強く感じています。この成果を参考とし、多くの区民の方々に取り組みが広がっていくことを願っています」とあいさつした。

 大賞に輝いたのは、区立落合中学校生物部の生徒が行っている「落合中学校とおとめ山公園の池の水の環境調査」。同中学校の池・プールと、ホタルを見ることのできる同公園のホタル舎湧き水から流れる小川の水質を平成14年から調査している。受賞者は「おとめ山公園の水からは、絶滅危惧種も発見されています。おとめ山公園の環境がいかに貴重で、いかに保全していく必要があるか、ということが明確になりました」と発表した。

 表彰式の後は、名古屋学芸大学客員教授で元NHKプロデューサーの石澤清史氏が講演を行った。「テレビジャーナリストの見た環境問題」をテーマに、温暖化のほか、オゾン層破壊・砂漠化・森林減少など、深刻化する地球環境のさまざまな危機を、データを通して参加者に訴えた。

 最後に、石澤氏、エコワン・グランプリ受賞者、区環境対策課長をパネリストに、環境ジャーナリストの崎田裕子氏が司会を務め、「環境白書を読む会シンポジウム~ストップ温暖化新宿大作戦!」を実施。「区内の学校・保育園での環境への取り組みがすばらしい」「区民・企業・行政がそれぞれの役割をはっきりさせることが重要」「自分・家族だけでなく、たくさんの方々に広げていくことが大切」など、新宿区の環境基本計画である「新宿区環境白書」に対し、さまざまな意見が飛び交った。

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環境計画係 電話 03-5273-3763