よみがえる新宿ゆかりの文豪 夏目漱石

最終更新日:2008年12月15日

写真:公園入口の漱石像と漱石情報発信施設(右奥)
写真:漱石情報発信施設の内部
 新宿は明治の文豪・夏目漱石が生まれ、その生涯を閉じたまち。
 晩年の9年間を過ごした早稲田南町の家は「漱石山房」と呼ばれ、「三四郎」「それから」「こゝろ」などの代表作が執筆された。跡地の一部には昭和51年、区立漱石公園が開園。「夏目漱石終焉の地」として、区指定史跡に指定している。

 昨年の漱石生誕140年にあたり、山房風に再現したベランダ回廊、漱石の足跡や関連イベント情報などを紹介する施設を設置するなど、公園のリニューアル工事を実施した。平成17年度から漱石関係者や地元、公募の区民の方とともに基本設計を検討し、今年2月9日リニューアルオープン。平成20年度第24回都市公園コンクール(日本公園緑地協会主催)で、同協会会長賞(企画・独創部門)を受賞した。

 区では、こうした「漱石山房」復元に向けた取り組みを進めるとともに、漱石と「漱石山房」の情報発信に努めている。今回は、漱石の作品を創作落語・日本舞踊・大喜利というさまざまな形で表現するイベント「漱石千思万考」を企画した。また、イベントの開催に合わせ、漱石情報発信施設の愛称も募集している。区では、「たくさんの方に新宿に生きた漱石を感じてほしい」と、今後も広く漱石の足跡を発信していく。

■イベント「漱石千思万考」(無料・定員410名・応募者多数の場合は抽選)
【日時】平成21年2月7日(土)午後2時~4時
【会場】四谷区民ホール(内藤町87)
【内容】
 第1部…創作落語「坊っちゃん」外伝(出演/三遊亭圓窓)、
 第2部…日本舞踊「吾輩は猫である」(作曲/常磐津英寿、振付/花柳寿南海、出演/花柳寿南海)
 第3部…大喜利(出演/五明樓玉の輔、桂平治、三遊亭萬窓、三遊亭丈二、三遊亭遊雀)
【応募方法】往復はがきで1月13日(必着)までに文化観光国際課へ。

■区立漱石公園内「情報発信施設」愛称募集
【募集期間】1月30日(金)まで
【応募方法】はがきかファックスで文化観光国際課へ。情報発信施設(早稲田南町7)内でも受け付けます(応募用紙は備付け)。
【選考方法】応募のあった愛称案から数件を選出し、上記のイベント「漱石千思万考」の観覧者に投票していただき決定します。

本ページに関するお問い合わせ

イベント・愛称募集…文化観光国際課文化観光国際係  電話03-5273-4069・FAX03-3209-1500
漱石公園リニューアル…みどり公園課公園計画係  電話03-5273-3915