ピポ・ユニバーサル駅伝を開催

最終更新日:2008年10月19日

写真:一斉にスタート
写真:スタート前・絵画館を背景に記念撮影
写真:車椅子の人からタスキが渡る
写真:杖を持った女性がゴール
 今日19日(日)、明治神宮外苑絵画館前広場で「ピポ・ユニバーサル駅伝」が開催された。主催はNPO法人コミュニケーション・スクエア21(理事長:大塚公彦)。東京都・新宿区などの後援で行われた。平成14年から毎年開催され、今年で7回目となる。

 「ピポ」が共生の精神を表すこの駅伝では、さまざまな年齢層や立場の方がともに走り、交流することで、互いを理解し、共生社会の輪を広めることが目的。小学生・60歳以上・視覚障害がある方・車いす使用者・フリースタイル(その他の障害を持つ方を含む誰でも)の5人がタスキをつなぐ。伴走ボランティア等を含めた10人で1チームを編成。海外からの留学生も参加し、9チームが作られた。一般的な駅伝と異なり、主催者側があらかじめ設定した「かくしタイム」に一番近いタイムのチームが優勝となる。

 今回は1歳から86歳までのさまざまな年齢層の方が参加。スタート前のチームの仲間づくりでは、当日初めて顔を合わせるメンバーもおり、手話を交えた自己紹介などで各チーム和やかな雰囲気だった。

 駅伝は、応援にかけつけた中山弘子区長のスタートの合図で一斉にスタート。伴走者との会話を楽しみながら走るなど、それぞれが自分のペースでコースを回り、最終ランナーがゴールすると、会場全体から大きな拍手が送られていた。駅伝終了後、参加者は四谷第六小学校に移動し、交流を深めた。

 今回初めて参加した車いすの男性は「幅広い年齢層の方とふれあえることに魅力を感じました。このような取り組みが広まればいいですね」とさわやかな笑顔で話してくれた。

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