新宿に強い愛着と誇りを持てる積極的な景観づくりを目指して 都心区初の景観行政団体へ

最終更新日:2008年6月18日

 新宿区(区長:中山弘子)は、景観法に基づく景観行政団体になるための同意を東京都から得て規定を整備し、7月18日に都心区として初めての景観行政団体となる。

 これまで区では、平成3年3月に、魅力的な新宿のまちをつくるための基本的な考え方等を明らかにした「新宿区景観基本計画」を策定。同年12月には、23区内で最も早く自主条例としての「新宿区景観まちづくり条例」を制定し、「歩く人にやわらかな都心景観をつくる」ことをテーマに景観形成を進めてきた。また、昨年度には景観行政団体になることを視野に、景観特性ごとに地域・エリア分けし、それぞれの目標や方針を示した「新宿区景観まちづくり計画(素案)」を取りまとめた。

 こうした取り組みが実り、5月8日に東京都から景観行政団体になるための同意を得て「新宿区景観法に基づく景観計画の策定及び届出行為等に関する条例」を制定し、23区では世田谷区に続き2番目の景観行政団体となる。

 7月18日からは、「東京都景観計画」のうち新宿区に該当する部分を引き継ぎ、景観行政団体として審査業務を開始する。また、今年度中に区独自の新たな景観計画である「新宿区景観まちづくり計画」を策定することを目指し、準備を進めている。

 区では、「自主条例に基づき実施してきた景観行政を、今後は法的な規制をもって積極的にきめ細かく進めていくことができる。新宿をより魅力ある愛着の持てるまちとするため、景観行政を実効性のあるものとしてさらに推進し、区民の皆さんとともに地域の個性を生かした景観まちづくりを今後も進めていければ」と思いを新たにしている。

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