新宿歴史博物館開館20周年記念所蔵資料展 堀潔が描く東京百景 ~明治・大正・昭和~

最終更新日:2008年5月28日

京王プラザホテル/昭和45年
三越新宿マーケット/大正12年
日曜日・旧日劇/昭和55年
 新宿歴史博物館(三栄町22)では、開館20周年を記念し、5回に渡り所蔵資料展を開催する。2回目は、5月31日(土)から開催する「堀潔が描く東京百景~明治・大正・昭和~」。それぞれの時代の東京を象徴する建物や風俗を描いた水彩画や絵はがきを中心に、堀潔の約100点の作品を紹介する。

 太平洋画会会員として活躍した水彩画家・堀潔(1912~1989)は、大正5年(1916年)から新宿区内の喜久井町、戸山町に住み、移り行く東京と新宿の街の姿を数多くの水彩画に描いた。

 戦前の作品の多くは、戦災によって愛する家族とともに失われ、現在残る作品の多くは、かろうじて戦災を免れたスケッチ帖などを基に、戦後に描き直されたもの。展示では、東京の風景の数々と、戦中・戦後に綴られた絵日記などを通して、「失くしたものへの想い」がこめられた堀作品の世界に触れることができる。

 会期中、堀潔展オリジナル「絵はがき帖」を1,000円で販売する。


【日時】 5月31日(土)~7月13日(日)(月曜日休館)
     午前9時30分~午後5時30分(入館は午後5時まで)
【会場】 新宿歴史博物館地下1階企画展示室(三栄町22)
【観覧料】 無料(常設展は大人300円・小中学生100円)

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新宿歴史博物館 電話 03-3359-2131