夏目漱石のデスマスクがお出迎え　～漱石公園リニューアル記念"特設ギャラリー"がオープン

　今日２月８日、「漱石公園リニューアル記念特設ギャラリー」が、夏目漱石生誕の地新宿区喜久井町１番地にオープンした。
　これは、「漱石山房を考える会」が、昨年６月から７月にかけて同じ場所で開催した漱石ギャラリーを、２月９日の漱石公園（早稲田南町７）リニューアルオープンにあわせて展示内容も新たに開催するもの。

　地下１階の会場に入ると、漱石のブロンズ製デスマスクが来場者を出迎える。
　今回は、漱石を慕い漱石山房に集った文士たち「木曜会」にスポットを当てたコーナーを設けたほか、夏目家の家系図、ゆかりの地マップ、正岡子規とやりとりした手紙といった貴重な資料を展示するなど、内容を一新。
　昨年秋に新宿歴史博物館（三栄町２２）で見つかった「猫塚復元記念フィルム」も大型ディスプレイで映し出すなど、会場は小さいながらも充実した内容になっている。

　考える会では、「限られた場所でも、工夫を凝らして質の高いユニークな展示を行っています。これからも、郷土の文豪の偉業と美しい日本語を次世代に伝えていきたい」と話している。
　３月２３日（日）まで開催する。入場は無料。

「漱石公園リニューアル記念特設ギャラリー」
■日時：平成２０年２月８日（金）～３月２３日（日）※期間中無休
　　　　　午前９時３０分～午後５時３０分
■会場：シルバーマンション早稲田地下１階（喜久井町１番地）
　　　　　地下鉄東西線早稲田駅２番出口前すぐ