シンポジウム「玉川上水・内藤新宿分水の実現に向けて」を開催

最終更新日:2008年1月17日

写真:パネルディスカッションの様子・発言する参加者
写真:パネルディスカッションの様子
写真:多くの参加者が訪れた会場
写真:パネルディスカッションの様子
 区は、1月17日(木)午後3時から、新宿御苑インフォメーションセンター(内藤町11)で、同シンポジウムを開催した。

 玉川上水は江戸の飲料水供給のため、多摩川の羽村堰から新宿区の四谷大木戸までかつてあった約43キロの上水路。
 区は、以前玉川上水のあった場所の近くの新宿御苑散策路に「偲ぶ流れ」の創出を考え検討してきたが、このたび「玉川上水・内藤新宿分水の基本計画」を作成したのでそれを報告するとともに、計画作成にかかわった皆さんによるパネルディスカッションを行った。

 基調講演では石川幹子東京大学教授が、玉川上水の歴史や現在の状況、計画策定までの経過を説明。新宿御苑内の散策路に80センチ~150センチの幅で、湧出地下水を水源とした水路を全長約540メートル設置する計画であることを紹介した。
 そのほか、都会ではどんどん水辺がなくなってきている中、150年ぶりに創られる「玉川上水の34番目の分水」としての歴史的価値や、ヒートアイランド現象の緩和、潤いとやすらぎの空間の提供など、多くの効果を期待していることを話した。

 パネルディスカッションには、河本晃利(環境省新宿御苑管理事務所長)、崎田裕子(NPO法人新宿環境活動ネット代表理事)、首藤恭輔(内藤町まちづくり推進協議会会長)、上野和彦(新宿区花園小学校長)、中山弘子(新宿区長)が出席(コーデイネーターは石川教授)。
 「今後は、動物・植物に、「水」を含めて御苑を紹介したい」「社会科や理科など、学校の学習の中での有意義な教材としたい」「現代の都市においての水辺の創出に期待している」など、それぞれの立場から内藤新宿分水への思いを語った。

 石川教授は「この計画で概要は決まったが、どんな形で、何をやっていくのか、一つ一つ皆さんと一緒に考えたい」と話した。中山新宿区長は「この計画は歩きたくなる新宿をつくる一環。内藤新宿分水は、皆さんとともにつくる進化するプロジェクトです」と話していた。会場には森田羽村副市長も来場し、「この分水にホタルの復活まで期待しています」と思いを寄せた。

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