新宿区と伊那市との地球環境保全のための連携に関する協定書」締結式

新宿区は、平成20年2月10日に長野県伊那市との間で、「新宿区と伊那市との地球環境保全のための連携に関する協定書」を締結しました。これにより、区は、区外の森林を保全し、CO2の吸収を促進することで、区内のCO2排出量から相殺するカーボン・オフセットの取り組みを開始いたしました。平成21年度から間伐を開始し、今年度の実施分まで合わせると、約3,000t-CO2（トン　シーオーツー）の温室効果ガスの削減に寄与しています。

本協定は、5年ごとに更新しており、今回は2回目の更新となります。今回の更新にあたり、今まで間伐作業を進めさせていただいた鹿嶺（かれい）高原に加えて、新たに伊那富士（いなふじ）団地及び田城原（たしろはら）団地の市有林についても協定の対象地域に加えていただきました。

今後も、伊那市の森林でカーボン・オフセットのための間伐作業を進めていくとともに、「新宿の森・伊那自然体験ツアー」などの自然体験学習を通じた相互の交流を図り、伊那市との連携を一層進め、地球環境保全の取り組みを進めてまいりたいと思っています。

当日は、東京地方も記録的な大雪となり、高速道路や交通機関にも大きな混乱がありました。そのような中でも、白鳥孝市長様をはじめとする伊那市の皆さまには、対象地の選定や本日の調印式の開催に向けてきめ細やかなご配慮とご尽力をいただきました。深く感謝を申し上げます。