新宿警察署地域安全運動キャンペーン・警察4署新宿区民地域安全のつどい・四谷警察署地域安全のつどい

平成27年10月11日(日)から20日(火)までの10日間、平成27年全国地域安全運動が実施され、区内各所でキャンペーンなどが開催されました。

区内における特殊詐欺の被害者は約9割が60歳代以上で、8割を女性が占めています。区内の60歳以上の方は約8万人で、区民の高齢化は今後も進んでいく見込みです。振り込め詐欺は、子供や孫のことを大切に思う高齢者の優しい気持ちに付け入り、老後のために蓄えていた大切な財産を騙し取るなど、決して許すことのできない犯罪です。

この日、職安通り上の歩道橋に「振り込め詐欺注意」を喚起する横断幕を設置しました。多くの方の目に留まり、被害防止につながってほしいと思います。金融機関や地域の皆さんの声掛け・通報が被害防止につながっています。地域全体で特殊詐欺に対する関心を高め、警察、区、地域が連携して特殊詐欺を撲滅しましょう。

区は、平成15年に「新宿区民の安全・安心の推進に関する条例」を制定し、自主的、積極的に防犯活動を実践されている地域を「重点地区」として指定し、防犯活動の支援を行っています。重点地区は、現在100地区が指定され、また区が支援する防犯ボランティア団体も42グループを数えます。このように皆さんに防犯パトロールや子供の見守り活動を積極的に行っていただいていることで、区内の防犯力が大変向上しています。

また、防犯カメラが34の町会や商店会に358台を設置され、「地域を守る目」として、皆さんの安全を見守っています。更に、区では、児童のより一層の安全を確保することを目的に、今年度から29年度までの3年間で、全区立小学校29校の通学路に防犯カメラを設置します。地域の皆さんの目と併せて、防犯カメラが第3の目となり、犯罪抑止に大きな効果があるものと期待しています。

防犯パトロールやまちの環境浄化活動、子供の見守り活動など、目に見える継続した活動によって、区民の防犯意識がさらに高まっていくものと確信しています。そのためには、警察や区をはじめとする行政機関と、地域の皆さまが協力・連携しながら、防犯活動に取り組んでいくことが重要です。新宿が「誰もが安全で安心して暮らせるまち、訪れる人にとっても心から愛着の持てるまち」となるよう、皆さまの一層のご支援とご協力をお願い申し上げます。