新宿区シルバー人材センター定時総会・平成27年第2回新宿区議会定例会

平成27年度　公益社団法人新宿区シルバー人材センター定時総会が新宿文化センターで開催されました。会員の皆さんは、地域の中で、自らの知識や経験を活かし、様々なお仕事や活動に励まれておられます。高齢期になっても地域の担い手としてチャレンジしていただいていることが、いきいきとした暮らしの継続や社会貢献につながり、大変素晴らしいことであると思います。

区は、本年3月に「高齢者保健福祉計画・第6期介護保険事業計画」を策定し、元気で自立されている方、支援や介護を必要としている方、すべての高齢者の方が、生涯、地域で安心して生活できるよう総合的に事業を進めています。

また、介護保険法の改正により、ＮＰＯ、民間企業、住民ボランティアなど多様な主体が要支援者を効果的、効率的に支援する仕組みづくりが求められています。こうしたことからも、シルバー人材センターの役割はますます重要になります。今後も地域社会の担い手、新たなサービスの提供者としてご活躍いただきたいと思います。区も高齢者の皆さんの就労支援・生きがいづくり・地域貢献等を推進する拠点としてシルバー人材センターが発展されますよう、全力で応援してまいります。

平成27年第2回新宿区議会定例会が10日から19日までの日程で開会されました。今定例会には、区役所本庁舎免震改修工事等の労務単価の見直しによる工事費等の増に伴う経費などを計上した補正予算案2件、入所待機児童の解消に向け、保育所の整備を行う新宿区立保育所条例の一部を改正する条例案など7件、同意案2件、諮問案5件、その他9件を提案し、すべて原案どおり可決・同意・決定されました。

10日と11日に行われた代表質問は、地域包括ケアシステムなどの高齢者に関する施策をはじめとする福祉関連施策、区の防災施策、新たに策定する第三次実行計画についてなど多岐にわたるものでした。 区は、平成25年4月に待機児童がそれまでの倍増となる176名となったことを受け、平成25年度は433名、平成26年度は350名の保育の受入れ枠を拡大しました。しかし、こうした対策にもかかわらず今年4月1日の待機児童数は、168名と依然厳しい状況となりました。緊急対策を行うため、補正予算6億580万8千円を計上し、さらに306名の保育の受入れ枠の拡大と、民間賃貸物件を活用して認可保育所を整備する事業者への賃料補助を実施します。

また、安心・安全なまちづくりを推進するために、建物の耐震化や家具の転倒落下防止など防災に関する施策を引き続き実施するとともに、ぼったくりや客引きの防止、空き家対策などにも力を注いでいきます。