子ども園に関する新宿区の取り組み

最終更新日:2015年10月7日

 現在、小学校就学前の子どもが保育・教育を受ける場は、学校教育法に基づく「幼稚園」と、児童福祉法に基づき「保育に欠ける」子どもを保育する「保育所」に分かれています。

 しかし、制度や所管は違うものの、就学前の子どもに対して、成長や発達に応じた生活や遊びを通し保育・教育を行うという点では、「幼稚園」と「保育所」は、共通の役割を持った施設でもあります。

 また、子どもたちを取り巻く環境は変わってきており、保育所は、保護者の就労の多様化や状況の変化により、長時間保育や一時保育についての需要が高まるとともに、待機児童の解消が課題となっています。一方、幼稚園では利用人数が減少する中、3歳児保育や預かり保育の需要が高まり、既存施設の有効利用も課題となっています。

 小学校就学前の子どもに対する保育・教育と保護者に対する子育て支援の総合的な提供を推進し、地域で子どもが健やかに育成される環境を整備するために、平成18年に「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律」が制定され、認定こども園制度がスタートしました。
 平成20年には、幼稚園教育要領と保育所保育指針が改訂され、両者の保育・教育内容の差異はほとんどなくなっており、幼児が通う施設の違いにかかわらず就学前の保育・教育を充実し、子どものよりよい育ちのための環境づくりが重要になっています。

 新宿区では、このような国の動き、保護者のニーズや、現在の課題等を踏まえ、0歳から就学前の子どもが同じ環境の下で保育・教育が受けられるよう、子ども園の開設に取り組んでいます。

 

今までの取り組み

現在、新宿区には東京都の認定を取得した12園の「認定こども園」が開設しています。

1 平成19年4月1日   四谷子ども園  開設

 四谷第三幼稚園、四谷第四幼稚園、三栄町保育園の統合により、幼稚園と保育園の機能を融合し、一元化した施設「四谷子ども園」を開設しました。四谷小学校との併設施設でもあり、小学校との連携も積極的に行なっています。


2 平成22年4月1日  あいじつ子ども園 開設

 平成17年9月から敷地が隣り合う「愛日幼稚園」と「中町保育園」の連携を行ってきました。この連携に伴い、幼稚園の預かり保育と給食を実施し、4・5歳児クラスで幼稚園児と保育園児が一緒になってクラスを編成する形での合同保育を行ってきました。これらの取り組みをもとに、平成22年4月に「愛日幼稚園」と「中町保育園」を統合し「あいじつ子ども園」を開設しました。


3 平成23年4月1日  西新宿子ども園・柏木子ども園開設

 西新宿幼稚園と西新宿保育園の機能を統合して西新宿子ども園を開設しました。また、多様なスタイルの子ども園を検討する中で、新たに分園方式のこども園として、柏木幼稚園と北新宿第一保育園を統合した「柏木子ども園」を開設しました。

4 平成24年4月1日  おちごなかい子ども園開設

 落合第五幼稚園と中井保育園を統合して「おちごなかい子ども園」を開設しました。平成24年度は落合第五小学校内の幼児園舎で保育を行いました。旧中井保育園園舎を改修して、平成25年度には分園方式の子ども園として、定員拡充、0歳児保育、専用室型一時保育を開始しました。

5 平成25年4月1日  大木戸子ども園・しなのまち子ども園・戸山第一子ども園・西落合子ども園・北新宿子ども園・私立しんえい子ども園もくもく開設

 四谷保育園・信濃町保育園・戸山第一保育園・西落合保育園・北新宿保育園の区立保育園5園を、新たに大木戸子ども園・しなのまち子ども園・戸山第一子ども園・西落合子ども園・北新宿子ども園として開設しました。
 また、旧西戸山第二中学校校舎の一部を活用し、区内初の私立認定こども園「しんえい子ども園もくもく」を開設しました。

6 平成26年4月1日  私立茶々ひがしとやま子ども園開設

 旧東戸山幼稚園園舎を活用し、私立認定こども園「茶々ひがしとやま子ども園」を開設しました。

7 平成27年4月1日  私立大久保わかくさ子ども園開設

 旧大久保第二保育園跡地に、私立認定こども園「大久保わかくさ子ども園」を開設しました。

8 平成27年10月1日  私立富久ソラのこども園ちいさなうちゅう開設

 西富久地区第一種市街地再開発事業(富久クロス)区域内の新宿区専有部分を活用し、私立認定こども園「富久ソラのこども園ちいさなうちゅう」を開設しました。
 なお、旧新宿第二保育園園舎を活用し、11月に私立認定こども園ちいさなうちゅう分園」を開設する準備を進めています。
 
    

取り組みの考え方

 平成22年3月に策定した「新宿区次世代育成支援計画(平成22年度~平成26年度)」において、「就学前教育の充実」として「多様なスタイルの子ども園の導入」が、取組みの方向として示されました。これを受け、平成22年4月27日に、庁内検討組織として「新宿区子ども園化推進検討委員会(以下「検討委員会」という。)」を設置し、区立保育園と区立幼稚園の子ども園化について、その基本的な考え方や具体化に向けた課題整理等について検討を進めました。  
 平成22年6月には、「子ども園化推進の基本方針」や「分園方式の子ども園として優先的に取り組む組み合わせ」等の検討結果を『第一次報告』に取りまとめ、柏木子ども園及びおちごなかい子ども園の整備等については、実行計画等に反映させています。 
 その後の残された課題である「区立幼稚園及び区立保育園の子ども園化」、「子ども園の推進体制」及び「新宿区子ども園保育・教育指針の基本的な考え方」等の検討を行い、平成23年1月18日の検討委員会で、「第一次報告」も含めた全検討結果を「最終報告」として取りまとめました。
 この「最終報告」に基づき、実行計画や必要な予算措置等を講じています。

新宿区子ども園化推進検討委員会『最終報告』(平成23年2月)

第二次実行計画

 新宿区では平成19年12月に新たな基本構想・総合計画を策定し、平成20年度からの新宿区のめざすまちの姿やまちづくりの指針を明らかにするとともに、それを具体化するための計画として第一次実行計画(平成20年度~23年度)を策定し、推進してきました。

 平成24年度からは4年間で区が計画的・優先的に推進していく事業を中心に第二次実行計画をまとめ、平成27年度末の目標と24年度から27年度までの年度別計画に基づき事業を進めています。


 子ども園の計画については、第二次実行計画まちづくり編第2章(26ページ)にてお示ししています。

 

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新宿区 子ども家庭部-保育課
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