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認知症(にんちしょう)ってなあに?

~認知症(にんちしょう)の人(ひと)が安心(あんしん)して暮(く)らせるやさしいまちをつくっていこう~

今(いま)の日本(にほん)は、お年寄(としよ)りの方(かた)が増(ふ)えていて、それにともなって「認知症(にんちしょう)」という病気(びょうき)も増(ふ)えています。85歳(さい)以上(いじょう)になると、4人(にん)に1人(り)の人(ひと)に、認知症(にんちしょう)の症状(しょうじょう)があるといわれていて、誰(だれ)もがなるかもしれない病気(びょうき)です。

「どんな病気(びょうき)なの?」

「どんな病気(びょうき)なの?」画像1

認知症(にんちしょう)は、「脳(のう)の病気(びょうき)」です。
いろいろな原因(げんいん)で脳(のう)の細(さい)ぼうが死(し)んでしまったり、働(はたら)きが悪(わる)くなってしまったものです。

「脳(のう)が病気(びょうき)になっちゃうって、どういうこと?」

脳(のう)は、ものを見(み)たり聞(き)いたりする、ものごとをおぼえておく、手(て)や足(あし)を動(うご)かすなど、たくさんの役割(やくわり)をしています。脳(のう)の細(さい)ぼうが死(し)んでしまったり、働(はたら)きが悪(わる)くなることで、いろいろな事(こと)がうまくできなくなります。

「どんなふうになるの?」

「どんなふうになるの?」画像3

「ものごとがおぼえられない」「わすれてしまう」「時間(じかん)、場所(ばしょ)、人(ひと)がわからなくなる」「計画(けいかく)を立(た)てたり、計画(けいかく)どおりに行動(こうどう)できなくなる」というようなことがおきて、今(いま)までできていた事(こと)ができなくなったり、生活(せいかつ)の中(なか)で困(こま)りごとがでてきます。
認知症(にんちしょう)の人(ひと)は、体(からだ)の司令塔(しれいとう)がうまく働(はたら)かないから、生活(せいかつ)の中(なか)で困(こま)りごとが多(おお)くなってしまうのは仕方(しかた)がないんだけれど、それをしかられたりしたら悲(かな)しいし、つらいよね。病気(びょうき)も悪化(あっか)してしまうんだよ。
みんなも脳(のう)の病気(びょうき)で、こんなふうになってしまったらどう思(おも)うかな。不安(ふあん)でいっぱいじゃないかな。認知症(にんちしょう)の人(ひと)も、毎日(まいにち)不安(ふあん)でいっぱいなんだよ。

「どうしたらいいの?」

「どうしたらいいの?」画像4

今(いま)の医学(いがく)では、この病気(びょうき)は治(なお)すことはできません。でも、まわりの人(ひと)がこの病気(びょうき)の事(こと)をわかって不安(ふあん)な気持(きも)ちを感(かん)じとったり、できないところを一緒(いっしょ)にやったり、助(たす)けてあげることで安心(あんしん)して生活(せいかつ)していくことができます。やさしく言葉(ことば)をかけたり、手伝(てつだ)ってくれる人(ひと)がまち中(なか)にいればいいよね。
今(いま)、日本中(にほんじゅう)で「認知症(にんちしょう)サポーター養成(ようせい)講座(こうざ)」という勉強会(べんきょうかい)をやっていて、認知症(にんちしょう)の人(ひと)を手助(てだす)けする人(ひと)がどんどん増(ふ)えているんだよ。おとなの人(ひと)だけじゃなく小学生(しょうがくせい)も、勉強(べんきょう)しています。

「認知症(にんちしょう)サポーターになろう!」

新宿区(しんじゅくく)でも、認知症(にんちしょう)のことを知(し)り、認知症(にんちしょう)の人(ひと)の応援者(おうえんしゃ)(認知症(にんちしょう)サポーター)になるための「認知症(にんちしょう)サポーター養成(ようせい)講座(こうざ)」をしています。勉強(べんきょう)したいなとおもったら、区(く)役所(やくしょ)や学校(がっこう)の先生(せんせい)に相談(そうだん)してください。勉強(べんきょう)をするとサポーターのしるしとして認知症(にんちしょう)サポーターカードをさしあげます。

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れんらく先(さき)

新宿区(しんじゅくく)高齢者(こうれいしゃ)支援課(しえんか)
高齢者(こうれいしゃ)相談第二係(そうだんだいにがかり)
電話番号(でんわばんごう):03-5273-4594